2017年05月31日

文教大学付属の躍進

今日は、文教大学付属中学高等学校の塾対象説明会に参加しました。

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平成24年度に、都立白鴎中高の校長を務めた星野先生が校長に着任しました。
白鴎は都立中の中で最初に中高一貫校に再編された学校です。
その一期生から東大現役合格者が5名(卒業生は150名ほど)輩出、当時「白鴎ショック」として教育関係者の間に大きな衝撃を与えたことは記憶に新しいところです。
その立役者であった星野先生が文教大学付属の校長に着任したことで、大きな注目を集めました。

余談ですが、都立白鴎中高は戦前の「府立第一高等女学校」を前身としていて、その同窓会を「鴎友会」といいます。
この「鴎友」という名前、どこかで聞いたことはありませんか?
そうです、都内の私立女子難関校の一つとして知られる「鴎友学園女子中学高等学校」です。
この学校は「鴎友会」が当時の府立第一高等女学校の校長を務めた市川源三氏を迎えて作った学校なのです。
見えないところに、いろいろなつながりがあるものですね。

星野先生が着任されてから5年間、様々な改革が実施されてきました。
今春の大学入試結果は、その努力が見事に結実しつつあることを示しています。

【卒業生:252名(うち文教大学に90名進学)】
○国公立大学:16名
○早稲田・慶應・上智・東京理科:15名
○学習院・明治・青山・立教・中央・法政:62名

今春の早稲田・慶應・上智・東京理科の合格実績を、県立高校と比較してみます。
(こちらは3月末のデータです。最新の人数とは若干ずれがあるかもしれません。ご容赦ください。)
多摩:99名、生田:28名、新城:23名、市立橘:5名、麻生:2名
どの県立高校も卒業生数は270名〜360名ということを考慮すると、文教大付属の今春の実績はなかなか立派なものだと言えるのではないでしょうか。

星野先生は昨年校長を退任し、今はシニアアドバイザー(SA)として学校に関わっているそうです。
また、後任の戸田校長は、都立新宿高の校長を務め、進学実績を伸長させた立役者の一人です。
これから先、文教大付属がどこまで変化をし続けられるのか、注目していきたいと思います。

ところで、ご多分に漏れずというか、文教大付属も来春から適性検査型入試を導入するそうです。
特徴的なのは、これまで都立中高一貫校に勤務し、適性検査の作成に携わった先生が作問されると言うことでしょうか。
どんな入試になるのか、こちらも注目して見ていきたいと思います。

説明会などの日程は、学校HPで確認してください。
https://www.bunkyo.ac.jp/faculty/ghsn/


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2017年05月29日

【高校入試】今春の公立高校および私立高校入試について

今日は、今春の高校入試に関する報告会に参加しました。

川崎地区の公立高校入試は、一言で表すと「二極化」です。
多摩、新城、住吉は高倍率となり、軒並み100名以上の不合格者が出ました。
この3校だけで、何と川崎地区の不合格者数の52%を占めています。
その他は例年通りの低い倍率となり、不合格者が100名を超えることはなく、特に生田は1.09倍というここ数年で最も低い倍率でした。

ところで、川崎地区の公立高校における、全日制普通科の中3在籍生に対する募集枠の割合は42.3%であり、これは他の地域(全県で50.6%、横浜は50.1%)に比べてかなり低い割合です。
東京都に隣接していることで、都内の私立に進学する生徒が多いからということですが、住吉の高倍率などはもしかするとこの影響があってのことかもしれません。

また、相模原地区では弥栄の普通科移行に伴い、相模原および麻溝台の倍率が下降したそうです。
特に相模原は1.2倍を切り、ここ数年で最も入りやすい入試となりました。
相模原を志望していた生徒にとっては、追い風が吹いたことになりますね。

私立高校については、併願優遇入試での「書類選考入試」が大きな注目を集めています。
この地域だけでも、桜美林、そして桐蔭学園が実施しており、その他今春は中央大学附属横浜も導入して話題となりました。
神奈川県の私立高校では、今後導入する学校がさらに増えていきそうです。

来春の変更点としては、まず三田国際学園の高校募集停止(帰国生のみ)、朋優学院の進学コース募集停止が挙げられます。
また、法政女子・桐蔭学園が平成30年度より、横浜高校が平成32年度より共学化を実施します。
同時に、法政女子は国際バカロレア認定校「法政大学国際高等学校」となり、桐蔭学園はコース再編を行い高校単独校となりますので、来春の入試に大きな影響が出ることが予想されます。

さらに、慶應義塾の2月10日への入試日程変更についても言及がありました。
慶應義塾自体が志願者数を500人以上減らし、1次試験の実質倍率が1.56倍と2倍を切り、ここ10年で最も倍率が低い入試となりました。
また、同日に入試を行う開成、早稲田実業などが影響を受け、男子の志願者数を大きく減らしています。

最後に、来春の神奈川県公立高校入試の共通選抜実施日程についてまとめておきます。

【募集期間】
 平成30年1月29日(月)〜1月31日(水)
【志願変更期間】
 平成30年2月5日(月)〜2月7日(水)
【学力検査実施日】
 平成30年2月14日(水)
【面接および特色検査実施日】
 平成30年2月14日(水)〜2月16日(金)
【合格発表】
 平成30年2月27日(火)
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2017年05月23日

立教女学院に行ってきました

今日は、立教女学院の塾対象説明会に参加しました。

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三鷹台駅から坂下門を通って校地に入ると、そこに広がるのは爽やかで緑豊かな、そして創立140年の歴史を感じる落ち着いたキャンパス。
常々、私立の名門校に通う意義の一つに「教育環境」があると思っています。
それぞれの学校が「建学の精神」を持ち、それを土台にした「教育環境」が築かれています。
子ども達にとっては、感受性の強い中高6年間をどのような「教育環境」で過ごすかによって、その後の人間形成に多大な影響があることは言うまでもありません。

しかし、この「教育環境」というのは、言葉で表現するのが極めて難しいものですね。
今回も立教女学院の「教育環境」について書こうと試みたのですが、その全てをうまく表現できる言葉がなかなか見つかりません。
その理由は、「教育環境」というものはその学校の立地条件や歴史、建学の精神、受け継がれてきた教師や生徒達の気質など、様々な要素が複雑に絡み合い、その結果として生み出されるものだからでしょう。
気になる学校があれば、実際に学校を訪れ、校地に足を踏み入れ、その場の雰囲気を感じてみることを強くオススメします。

ところで、立教女学院というと立教大学の「付属校」というイメージが強いのではないでしょうか。
確かに毎年100人を超える生徒が立教大学に進むのですが、実は半数の生徒が様々な入試で他大学に進学しており、「進学校」としての側面も持っています。
他大学へ進学する生徒のためのコースを設置したり、フォローアップの態勢も整えてあり、多様な進路を実現できる環境があるのは大きな魅力ですね。

昨年までのレポートも参考にしてください。
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/438365960.html

立教女学院は、生徒が参加する学校説明会を実施する学校の一つです。
それも、生徒が企画・運営まで全て担う形の極めて珍しい形をとっています。
ここにも、立教女学院「らしさ」が滲み出ているような気がします。
その他、詳細は学校HPで確認してください。
http://hs.rikkyojogakuin.ac.jp/
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2017年05月16日

桐蔭学園の再編成について

4月10日、桐蔭学園は中学校・高等学校・中等教育学校の大幅な再編成を発表しました。
今日の塾対象説明会で、再編成の詳細に関し現時点で決定している範囲で説明がありましたので、その内容をまとめたいと思います。

【再編成のポイント】
@ 現在の中学部男子部・女子部および中等教育学校の14クラス計560名は、中学部を廃止し、共学化する中等教育学校の8クラス計320名へ再編成する。この形での募集は、平成31年度入学生(現小学5年生)からとなる。男女枠を設けるかどうかは未発表。
A 現在の高等学校男子部・女子部は、共学の高等学校に。従来の理数・普通の区分分けに替わり、「プログレスコース」「アドバンスコース」「スタンダードコース」の3コースに再編成。募集の際に、男女枠は設けない。授業なども、高校入学生単独編成となり、中等教育学校とは完全に分離。この形での募集は、平成30年度入学生(現中学3年生)からとなる。推薦・併願基準については9月以降に発表予定。

アクティブラーニング型授業の積極導入など、ここ数年様々な改革を行っている桐蔭学園ですが、学校の根幹を刷新する今回の再編成は、非常に大きなインパクトがあります。
来年度入試での注目は、高等学校での「スタンダードコース」の新設でしょう。
はっきりとはわかりませんが、従来の普通コースよりも内申基準が数ポイント下げられるようです。
また、高校入試での併願の際に、昨年までは合格しても2/20までに入学金を全額払わなければならず、大きなネックになっていましたが、来春の入試からは他校と同程度の5万円のみの支払いで大丈夫になりました。
共学化とあわせ、これまでになく併願がしやすい状況が整っています。
この改革がどのような結果になるか、まずは来春の高校入試を注意して見ていきたいと思います。
posted by 登戸教室 曽良 at 14:21 | TrackBack(0) | 学校情報・進路情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月11日

晃華学園に行ってきました

今日は、晃華学園中学高等学校の塾対象説明会に参加しました。

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登戸から晃華学園に行くには、京王線「国領」駅からスクールバスを利用するのが便利です。
路線バスを使うのならば、京王線「つつじヶ丘」駅からが便利だと思います。
何にせよ、鴎友学園や洗足学園と比べると、少し通いづらいかもしれませんね。

来てみて思うのは、ゆったりとした空間を持つ校舎だなあ、ということでしょうか。
理科の実験設備が充実しているとのことでしたが、正直に言えば洗足などと差はありませんでした。
とは言え、廊下は広く、鉄筋の校舎に木材を貼り付けて、とても暖かな雰囲気があります。
普段の生活では、とても快適に過ごせるだろうなあ、という気がしました。
テスト期間中で、生徒たちの授業風景を見学できなかったのが、ちょっと残念です。

入試に関しては、とくに変更はなさそうです。
説明会などの日程は、学校HPを参照してください。
http://www.kokagakuen.ac.jp/
posted by 登戸教室 曽良 at 23:14 | TrackBack(0) | 学校情報・進路情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月08日

青山学院横浜英和中学高等学校に行ってきました

今日は、青山学院横浜英和中学高等学校の塾対象説明会に参加しました。

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横浜市営地下鉄ブルーライン「蒔田」駅から徒歩8分程度。
行きは156段の階段を登っていくのですが・・・年のせいか正直しんどかったです。
生徒たちは毎日登っているわけですから、すごいですね。
ちなみに、「坂学会」というところのWebページに、この階段の紹介がありました。
http://www.sakagakkai.org/profile/yokohama/100dandan-maita.html

この学校は、何と言っても「青山学院大学の系属校」になったことで注目されています。
青山学院大学への推薦枠は、学年定員を超えるぐらいはあるそうです。
しかし、実際には推薦基準が厳しいようで、学校側としては推薦できる人数を『学年の7割程度』と見込んでいるようですね。
とは言え、青山学院高等部以外でこれだけ青山学院大学への推薦枠を持つ学校は他にありませんから、昨今の大変な人気も頷けるところです。
ただ、学校側は青山学院大学への推薦入学をあくまで「進路の一つ」として位置づけたいようです。
女子に人気な薬学・看護・管理栄養・保育などの学部学科への進学体制も取っていくとのことでした。

2018年度からの共学化について、男子の受け入れ態勢についてもお話がありました。
募集は1クラス増の5クラスとし、校舎等の新築・立て替えなどはないそうです。
また、部活について、野球部・サッカー部などは設備の問題上作ることは出来ないとのことでした。
あくまで、現在ある部活に男子を受け入れていくようですね。
現小5でこの学校を考えている男子は、ここは重要なポイントかもしれません。

来年度の入試は、近年の偏差値上昇を受け、問題の難易度を上げるようです。
今まで以上にしっかりとした学習が必要になるでしょう。

説明会などの日程は、学校HPを参照してください。
http://www.yokohama-eiwa.ac.jp/chukou/
posted by 登戸教室 曽良 at 22:45 | TrackBack(0) | 学校情報・進路情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月08日

吉祥女子に行ってきました

今日は、吉祥女子中学高等学校の塾対象説明会に参加しました。

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JR中央線「西荻窪」駅から徒歩8分程度の、閑静な住宅街の中にあります。

昨年度までのレポートもありますので、参考にしてください。
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/420177642.html

今日は、説明会の途中で、文化祭実行委員の皆さんが作成した動画が上映されました。
生徒たちが協力して、自主的に文化祭を作り上げていく過程が、見ていてとても印象的でした。
『私立は学校の先生に管理されている』という先入観を持ちがちですが、学校行事などでは、むしろ公立以上に『生徒たちが自分たちで作りあげていく』要素が多いように感じます。
吉祥女子に限らず、学習と行事・課外活動、どちらも充実させている私立の底力を感じる部分です。

2016年度入試で最も大きく変化があったのは、鴎友学園との併願者が急増したことです。
日程がかぶらなくなったため、同レベル校である以上、当たり前と言えば当たり前でしょうか。
さらに、御三家・豊島岡との併願もまだまだ増加傾向にあります。
今後も、難しくなりそうですね。
2017年度入試では、日程などに変更はなさそうです。

説明会などの日程は、学校HPを参照してください。
http://www.kichijo-joshi.jp/
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2016年06月03日

光塩女子学院に行ってきました

今日は、光塩女子学院中等部・高等部の塾対象説明会に参加しました。

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東京メトロ丸ノ内線「東高円寺」駅より徒歩7分程度。
大通りから少し外れた住宅街の中に、学校があります。
現在、高等部の校舎を改築中です。

光塩女子は、カトリック・メルセス宣教修道女会を設立母体として創立された学校です。
校名の「光塩」は、聖書の一節から取られています。
その一説「マタイによる福音書5章13節〜16節」が、学校案内に抜粋されていました。

 あなたがたは地の塩である
    だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味がつけられよう
    もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである

 あなたがたは世の光である
    山の上にある町は、隠れることができない
    またともし火をともして升の下に置く者はいない、燭台の上に置く
        そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである
    そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい

光も塩も、なくてはならないものです。
つまり、人は誰でも、なくてはならない「かけがえのない存在」ということ。
光塩女子の名前には、このような意味が込められているのですね。

光塩女子は、1学年130名程度の小規模校です。
学校全体が、こぢんまりとしながらも、温かい雰囲気に包まれています。
生徒たちも、伸び伸びと生活しているようでした。
派手さはありませんが、地に足のついた、しっかりとした教育がなされていることを実感します。
同時に、他校に比べ、カトリック校としての雰囲気を強く持っていることも感じました。

今春の卒業生は、文系・理系が半々の割合だったそうです。
それぞれ、自分の進みたい進路を選択した結果だと、担当の先生は説明会でお話しになっていました。
また、国公立・早慶上智へは、卒業生のうち35%が現役で進学したそうです。

2017年度入試は、2/1・2/2・2/4の3回で行われます。
第1回の「総合型」で、募集人員を10名程度増やすとのことです。
代わりに、第3回の募集人員は10名減るとのことでした。

説明会日程などの詳細は、学校HPを参照してください。
http://www.koen-ejh.ed.jp/jh/
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2016年05月30日

桐朋女子に行ってきました

今日は、桐朋女子中学高等学校の塾対象説明会に参加しました。

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京王線「仙川」駅から徒歩5分。
小田急線沿線からは、成城学園前駅や狛江駅からのバスが便利です。

昨年度・一昨年度もレポートをまとめています。
校風や教育内容などを書いていますので、参考にしてください。
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/420193344.html
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/398272510.html

今年度、千葉新校長が就任されました。
ご自身桐朋女子の卒業生であり、大学卒業後桐朋女子に教員として勤務された、桐朋女子一筋の方です。
桐朋女子の魅力について、体育祭を中心に熱く語っていらっしゃいました。
ここ数年、新入生の募集で厳しい状況が続いていますが、千葉先生にはぜひ頑張っていただきたいです。

2017年度入試では「論理的思考力&発想力入試」が新設されます。
桐朋女子の「口頭試問」を、筆記試験の形で実施できないか、という試みだそうです。
問題例は、今後学校HPで発表されるそうです。

説明会の日程などは、学校HPで確認してください。
http://www.toho.ac.jp/chuko/
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2016年05月25日

神奈川大学附属中学高等学校に行ってきました

今日は、神奈川大学附属中学高等学校の塾対象説明会に参加しました。

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JR横浜線「中山」駅から徒歩15分程度。
来る度に思いますが、自然豊かな、本当に広いキャンパスです。

今年は登戸教室から1名、溝の口教室から2名の生徒が進学しています。
その子たちの様子も見てこようということで、ひのきからも3名の教師が参加しました。
私はと言えば、他の説明会と重なったりと、行けない時期が続いていたので、数年ぶりの訪問になりました。

登戸教室の地域では、もしかするとあまり有名ではないかもしれません。
この学校に対する私の以前のイメージは、「自由で伸び伸びとした校風、先生と生徒の距離が近いアットホームな学校」というもので、その反面、進学実績がいまひとつかな、というものでした。
ですが、それは学校側でもよくわかっていたようで、20周年を機に、進学面での様々な取り組みを行い、神奈川県内でもトップクラスの進学実績を出す学校となりました。
今では、横浜地区では特に人気の共学校として知られています。
神奈川大学の附属ですが、90%以上の生徒が他大学へ進学する、県内屈指の進学校としても評価が高いです。

今春卒業した生徒は、卒業生199名中、国公立に44名(22%)、早慶上理に36名(18%)、GMARCHに37名(18%)、日大・駒大・東京農大に12名(6%)、医歯薬などの医療系大学に10名(5%)、美術系に1名、附属の神奈川大へ10名(5%)進学、ここまでで159名(79.9%)になります。
合格数ではなく「進学数」ですから、大変多くの生徒が希望の進路に進学できていることがわかります。
全体では167名(83.9%)の生徒が現役で大学へ進学しているそうです。

かといって、学校側は「進学校」であっても「受験校」にはなりたくない、と言っています。
これまでの伸び伸びとした校風を維持しつつ、どこまで進学指導を強化していけるのか、バランスをしっかりとりながらやっていきたいと考えているようです。
ややもすると進学実績にばかり目が行く学校が多い中、この考え方は、とても好感の持てるものです。
最近、人気が上昇しているのも理解できます。

学校のWebページで、学校紹介の動画が公開されています。
学校の雰囲気を知る一助として、参考にしてください。
http://www.fhs.kanagawa-u.ac.jp/move/index.html

2016年度入試は、2/2・2/3・2/5の3回で行われました。
実質倍率は、2/2が2.2倍、2/3が5.1倍、2/5が16.3倍とのことです。
特に2/3・2/5は例年倍率が高く、厳しい入試が続いています。
2/2はやや入りやすいですが、それでも2倍を超える競争率ですから油断は出来ません。
この傾向は、2017年度入試でも続くと思われます。

2017年度入試は、2/2・2/3・2/5の3回で変更はないそうです。
合否判定は男女混合で行っているのですが、最近女子の割合が増加してきており、そろそろ男女別の募集も検討していかなければならないかも、と学校側も考えているようです。
とりあえず、2017年度入試はこれまでと変更はしない、とのことです。

説明会などの日程は、学校HPで確認してください。
http://www.fhs.kanagawa-u.ac.jp/
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2016年05月24日

立教女学院に行ってきました

今日は、立教女学院中学高等学校の塾対象説明会に参加しました。

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京王井の頭線「三鷹台」駅から徒歩1分。
改札を出て、歩道橋を降りると、すぐに校門が見えてきます。

学校の雰囲気などは、以前にもレポートをまとめていますので、そちらを参考にしてください。
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/397542998.html

2016年度入試は、算数の合格者平均点に大きな変動が見られました。
2015年度の51.2点(56.9%)に対して、2016年度は69.7点(77.4%)と、大幅にアップしました。
問題の難易度がほどよいレベルになり、実力差がしっかり現れる試験になったとのことです。
来年も、この路線は続けていくそうです。

説明会日程などの詳細は、学校HPをご覧ください。
http://hs.rikkyojogakuin.ac.jp/
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2016年05月19日

品川女子学院に行ってきました

今日は、品川女子学院中等部・高等部の塾対象説明会に参加しました。

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4年前にも、レポートを書いていますので、参考にしてください。
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/271452533.html

久々の訪問になったわけですが、感想は・・・「変わらないなあ」というところでしょうか。
品川女子がやってきたことは、今や多くの学校で試みられています。
例えば、立教女学院でも「PBL教育」として、大学や企業と連携した教育を進めています。
そのためか、校長先生のお話も、最初に聞いた頃のインパクトは感じられませんでした。
特色ある教育だから、という理由で品川女子を選ぶ時期は過ぎたのかもしれません。
もちろん、生徒たちは頑張っていますし、校風が合えば充実した学校生活が送れると思います。
気になる方は、学校に足を運んでいただいて、雰囲気を感じていただければと思います。

今春の入試から、2/4の第3回で「表現力・総合型」入試が行われました。
先生方は「公立中高一貫とは違う」とおっしゃっていますが、問題のつくりは基本的に同じです。
ただ、難易度・ボリュームはかなりありますので、何も勉強なしに受験するのは難しいと思います。
来春の入試は、大きな変更はないようです。

説明会などの日程は、学校HPを確認してください。
http://www.shinagawajoshigakuin.jp/
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2016年05月18日

田園調布学園に行ってきました

今日は、田園調布学園中等部・高等部の塾対象説明会に参加しました。

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これまでにも、いくつかレポートをまとめています。
学校の教育内容についても書いていますので、参考にしてください。
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/419287474.html
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/366841744.html
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/197988577.html

今年の説明会では、今春卒業した生徒たちの進学先について説明がありました。
田園調布学園の特徴として、理系への進学希望者が多いことが挙げられます。
今春の卒業生200名のうち、理系は87名で、全体の43.5%です。
200名中180名が現役で進学し、国公立に28名、早慶上理に38名、GMARCHに44名、医歯薬に18名ということで、その割合は全体の64%にあたります。
また、今年東大・東工大・東京外大などの難関国公立に現役合格した生徒は、塾に通わず学校の勉強だけで現役合格を勝ち取ったとのことでした。

説明会の中で、「模試における大学現役合格者の共通点について」の話がありました。
現役合格を勝ち取った生徒は、ある回の模試でできなかったところが、次の回ではできるようになっている傾向が見られるそうです。
模試は、受けて終わりではなく、復習し、次につなげることが何より重要です。
自分が受けた模試を復習することは、1冊の参考書を勉強するのと同じ、という言葉を聞いたことがあります。
当たり前のことかもしれませんが、それができる生徒が成功にぐっと近づくということなのですね。

入試についてですが、今春から、第2回の日程が2/3から2/2へ1日前倒しになりました。
例年との変化として、第3回・2/4のみの出願者数が大幅に増加したことが挙げられます。
これまで併願数が多かった洗足学園と、入試がかぶらない日程が2/4のみになりましたから、その影響が大きいと考えられます。
また、2/1・2/3の2回入試を実施する横浜共立学園と、第2回の日程がかぶらなくなったため、併願数が増加したようです。
来年度の入試については、一般については変更はありません。

説明会などの日程は、学校HPを参照してください。
http://www.chofu.ed.jp/
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2016年05月13日

三輪田学園に行ってきました

今日は、三輪田学園中学高等学校の塾対象説明会に参加しました。

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JR「市ヶ谷」駅から徒歩10分程度。
すぐ横には、法政大学市ヶ谷キャンパスがそびえます。
ちなみに、三輪田学園と法政大学は、高大連携を行っているそうです。

三輪田学園の教育理念は「徳才兼備」。
三輪田では、次にあげる5つの「チカラ」を育てることを目標にしています。
 @ 広く世界に興味を持ち、学び続ける力
 A 問題を解決する論理的思考力
 B リーダーシップとフォロアーシップ
 C 対話する力・共感する力
 D 確かな職業観に基づく人生設計力
三輪田に限らず、昨今の私立校の説明会で、よく出てくる言葉だと思います。
そして、創立130年目を迎えた今年のキーワードは「グローカルな女性を育てる」だそうです。
英語教育や国際交流などに力を入れるのはもちろん、自国の文化への理解を高め、地域の方々との交流を深めるなど、遠近両面の教育活動を行っていくとのことでした。

元々、三輪田学園は進学実績を追い求め、それにより評価を受ける学校ではありません。
「三輪田らしさ」に惹かれ、この学校に行きたいと考えて入学する生徒が多い学校です。
それがよく現れているのが、合格者の入学手続き率でしょう。
今春は、第1回が80.6%、第2回が52.9%、第3回が60.5%でした。
第2回は昨年が67.5%でしたから、低下はしたもののそれでも高い割合だと言えます。
興味を持たれた場合は、まず学校に足を運び、雰囲気をしっかりと感じてもらえればと思います。

三輪田学園の入試は、第1回と第2回が2科・4科選択、第3回が4科での受験となります。
来春は、2/4の第3回入試を2/3に前倒しすると発表がありました。
昨今、午後入試の影響もあり、入試日程を前倒しにする学校が多いように感じます。

校舎は5年前に建て替えられたばかりで、今でもとてもきれいです。
説明会後の授業見学でも、それは実感しました。

説明会日程などの詳細は、学校HPを参照してください。
http://www.miwada.ac.jp/
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2016年05月12日

東京都市大学等々力中学高等学校に行ってきました

今日は、東京都市大学等々力中学高等学校の塾対象説明会に参加しました。

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昨年もレポートをまとめていますので、参考にしてください。
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/419026610.html

今年は、中高一貫生の1期生が卒業しました。
2011年に学校見学をした際の感想で、私は次のように書いていました。
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説明会後、校舎見学に参加しました。
今春入学した特選コースの中1生の授業を見学しましたが、
みんな「目」が違いました。力のこもった「目」で授業を受けていました。
6年後を期待させる、大変素晴らしい生徒です。
わずか2年でここまで変わった学校ははじめて見たかもしれません。
今後も注意して見ていきたいと思います。
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さて、特選コース66人の実績がどうだったのか、見てみたいと思います。

【国公立】・・・合計 17名
東北大 1名、東京学芸大 2名、茨城大学 1名、筑波大学 1名、横浜国立大学 1名、
滋賀大学 1名、長崎大学 1名、首都大学東京 4名、その他 5名
【早慶上理】・・・合計 24名
早稲田大 3名、慶應義塾大 4名、上智大 3名、東京理科大 14名
【GMARCH】・・・合計 92名
明治大 11名、青山学院大 7名、立教大 4名、中央大 31名、法政大 36名、学習院大 3名

1期生の入学時偏差値は、首都圏模試で 50〜53 です。
それを考えると、相当に素晴らしいのではないでしょうか。
特に、国公立に17名の合格は、特選コース全体の約26%に当たります。
参考に、川崎市の県立高トップである多摩でも、国公立の現役合格は学年の約13%にとどまります。
これは、大方の予想を超えた、驚異的な結果です。
付け加えると、次年度以降、都市大等々力の入学時偏差値はどんどん上昇しています。
2期生以降の結果は、本当に注目ですね。

説明会などの詳細は、学校HPを参照してください。
http://www.tcu-todoroki.ed.jp/
posted by 登戸教室 曽良 at 21:46 | TrackBack(0) | 学校情報・進路情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月11日

桐朋に行ってきました

今日は、桐朋中学高等学校の塾対象説明会に参加してきました。

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この度、落成した新校舎の写真です。
天気が良くないのが残念です。

今回は、中高の新校舎が完成して、はじめての訪問になります。
新しくはなりましたが、「桐朋らしさ」を十分に感じる開放的な校舎でした。

昨年度まとめたレポートもありますので、参考にしてください。
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/419671417.html

今日の説明会は、高校および高校受験に関する内容でした。
特に、高校入学生の進学実績はどうなっているのかは、大いに関心がありました。
卒業生58名のうち、国公立8名、早慶6名、上智理科大MARCH6名、その他2名とのことです。
さすがと言うべきですが、進学率38%は微妙なところですね。
納得できる大学に合格できなければ、浪人を選ぶということなのでしょう。

桐朋は、手取り足取り生徒を指導する「面倒見の良い」学校ではありません。
しかし、生徒が何かをやろうとすれば、他校では得がたい大変充実した環境が整っています。
生徒たちがやりたいことを思う存分できる学校、それが桐朋の魅力のひとつですね。

説明会などの詳細は、学校HPを参照してください。
http://www.toho.ed.jp/
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2016年05月10日

本郷に行ってきました

今日は、本郷中学高等学校の入試報告会に参加しました。

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昨年もレポートを書いていますので、参考にしてください。
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/418843421.html

相変わらず、本郷の進学実績は素晴らしいです。
今春は国公立に学年の19.2%、早慶上理に学年の24.8%が進学、合わせて44.0%になります。
昨年は49.0%なので若干下がりましたが、それでも立派な結果であることに変わりはありません。
その評価からでしょう、今年も中学受験は昨年並みの多くの受験生を集めました。
高校受験でも、日比谷・西・横浜翠嵐などの公立トップ校との併願が目立ちます。

もちろん、部活や学校行事も盛んですし、子どもたちは伸び伸びと学校生活を送っているようです。
今年から新しい校長先生が着任され、今後の本郷がどのような進化を遂げるのか、注目です。

来春の入試については、中学・高校ともに変更はなさそうです。
説明会などの詳細は、学校HPをご覧ください。
http://www.hongo.ed.jp/
posted by 登戸教室 曽良 at 14:17 | TrackBack(0) | 学校情報・進路情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月27日

鴎友学園の入試報告会に行ってきました

今日は、鴎友学園女子中学高等学校の塾対象入試報告会に参加しました。

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小田急線「経堂駅」から徒歩10分程度。
農大通りを抜けて、通りを宮の坂駅に向かって歩いていくと、学校が見えてきます。

昨年度もレポートを書いていますので、参考にしてください。
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/417729678.html

今春、鴎友学園は、入試の方法を次のように大きく変更しました。
@ 従来の2/1・2/2・2/4の3回入試を、2/1・2/3の2回に変更。
A 合格発表の時間を、当日の夜から次の日の午前中に変更。
回数は減りましたから、当然ならが延べ出願者数・延べ受験者数は大きく減少しました。
その分、洗足学園に受験生が流れ、さらなる難化をもたらしたことは有名な話です。

特筆すべきは、合格者数305名に対し入学者数243名という、高い歩留まり率でしょう。
2010年度は合格者数424名に対し入学者数235名ですから、この変化は注目しなければなりません。
鴎友学園は、併願としてではなく「第一希望」として選ばれる学校になった、ということですね。
また、鴎友学園は日頃から「2/1を受験する第一希望の生徒を優遇したい」と言っています。
今年の入試もその通りで、2/1の実質倍率が1.7倍、2/3の実質倍率は6.2倍でした。
鴎友学園を受けるなら、2/1の受験は外せない、ということがわかります。

来年度の入試は、日程・内容・傾向ともに変更の予定はなさそうです。
6月にも塾対象説明会があるので、詳しくわかり次第ご報告したいと思います。

説明会日程など、詳細については学校HPをご覧ください。
https://www.ohyu.jp/
posted by 登戸教室 曽良 at 15:44 | TrackBack(0) | 学校情報・進路情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月22日

桐蔭学園の説明会に行ってきました

今日は、桐蔭学園中学高等学校の塾対象説明会に参加してきました。

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柿生駅から、バスにゆられて20分ほど。
学園の敷地に入ってからも、会場までバスで5分かかり、本当に広い敷地だと実感できます。

昨年もレポートをまとめていますので、参考にしてください。
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/418070779.html

今日は、桐蔭学園の「アクティブラーニング型授業」の説明に多くの時間が割かれました。
昨年から顧問を務める京都大学の溝上教授が、桐蔭での実際の取り組みを説明してくださいました。
詳細は学園がYouTubeに動画を公開しているので、そちらを見ていただくのがいいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=9lOTu9blXwk
昔の桐蔭学園とは一線を画す試みですから、今後も注意して見ていきたいと思います。

さて、中学入試では平成28年度入試より「AL入試」が新設されることになりました。

【要項】
 日付:2/4 (これに伴い従来の4次試験は廃止
 科目:@総合思考力問題・・・映像講義等を見て、その内容に関する問題を解く。
    A算数基礎力問題・・・小学校の教科書程度。
    B面接・・・5名程度での集団面接形式で、個別プレゼンテーションを行う。

問題例などの詳細は、今後学校HPなどで発表するとのことでした。
昨今は本当にいろいろな形式の入試が誕生しています。
それぞれの入試を特徴をよく掴み、自分にとってメリットがあるかどうか見極めないといけませんね。
また、高校入試の書類選考型は来年の入試でも継続するそうです。

進学実績や説明会・試験の要項などの詳細は、学校HPで確認してください。
http://toin.ac.jp/
posted by 登戸教室 曽良 at 13:35 | TrackBack(0) | 学校情報・進路情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月12日

カリタスの入試報告会に参加しました

今日は、カリタス女子中学高等学校の塾対象入試報告会に参加しました。

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昨年もレポートを書いていますので、参考にしてください。
http://hinoki-noborito.seesaa.net/article/418614533.html

今日は「入試報告会」ですので、2016年度入試の総括に時間の大部分が割かれました。
各教科ごと、聞いていて気になった点をまとめてみます。

【国語】
○問題文に書かれた条件を満たしておらず、不正解になった答案が目立った。
○言葉の使い方や、文末表現に不備があり減点となった答案も目立った。
【算数】
○円周率がらみの計算で、工夫せずに計算し、途中で計算ミスをしたような答案があった。
○面積の割合の問題で、もとにする量とくらべる量の関係を問題文から読み取れず、逆になってしまった答案が目立った。
○比の問題が、思いの外得点できていない。練習してほしい。
【社会】
○幅広くしっかりと勉強した生徒が得点をとれるような問題を作成したいと考えている。
【理科】
○毎年出す「つりあい」「電気」で、基本的な問題が思いの外とれない。しっかり練習してほしい。
○言葉の意味があやふやな答案が目立つ。しっかりと言葉の意味を理解してほしい。

算数は、普段私が授業中に言っていることとそんなに違いはありません。
しかし、いざ本番で、カリタスを受験するレベルの生徒でもこのようなことが起こるのですね。
比の問題は、小5のテキストで学習する基本問題レベルですが、それも正答率が65%程度だったそうです。
基本を軽視した勉強をする受験生がどれだけ多いのでしょうか、驚かされるデータです。
普段から面倒くさがらず、当たり前のことをきっちりやっている受験生は強くなるわけですね。

さて、来年2017年度入試では、2/2午後に特殊な入試が新設されると発表がありました。

 定員:10名
 科目:読解・論述、算数、理科or英語 計3科目
 想定:論理的に考え、筋道を立てて表現する力に長けた生徒、理科あるいは英語に秀でた生徒

読解・論述は、科目に社会がないので、社会的問題を扱った論説文などを考えているそうです。
桐光のB入試といい、最近は様々なパターンの入試が増えてきました。
もし自分の特性を活かせるものなら、積極的にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

その他、説明会などの詳細は、学校HPをご覧ください。
http://www.caritas.ed.jp/
posted by 登戸教室 曽良 at 14:17 | TrackBack(0) | 学校情報・進路情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする