今日は,相模原中等教育学校の説明会に東川先生と行って来ましたので,そのご報告をしたいと思います。
今回は受検を考えている生徒たちとその保護者が対象だったのですが,500人以上の参加者で体育館はあふれ返り,熱気に満ちていました。
それを計5回やったわけですから,その人気と言うか興味の高さは容易に想像がつきますね。
そう考えてみると,同じことを5回やってくれて,聞く側の興味・関心に丁寧に応えてくれる学校側の努力と親切心には頭が下がりますね。
…この調子で書いてしまうと冗長になってしまいそうなので,曽良先生ではありませんが(笑),今回気になったポイントをいくつかまとめておきたいと思います。
〜相模原中等の教育方針〜
・「しっかり学び(学習面),じっくり育て(生活面),ゆっくり探る(キャリア教育)」
・科学・論理的思考力の養成
・表現コミュニケーション能力を育てる(「グループ活動」の延長線上ですね)
・社会生活実践力を身につけさせる
・中2・中3から高校内容を取り扱い,5年間で6年分の学習内容を終了する(前回のA-Prime説明会でもお話ししました)
〜合格者決定の方法〜
・適性検査,グループ活動による検査,調査書それぞれを点数化し,その合計点の高い者
から合格者を決定する
・各得点を換算する割合…適性検査6・グループ活動による検査2・調査書1
・繰り上げ合格あり(但し,候補者として通知が来ますが,繰り上げ合格とならない場合もあるので,正規合格を目指しましょう!)
以上のような真面目な話(入学願書の書き方・志願方法・費用の説明もありました)が中心でしたが,思わず身を乗り出したくなるような面白いコーナーもたくさんありました。
開会前には「オープニング・アクト」のようなものがあり,コーラス部の生徒たちが「A Whole New World」(ディズニー映画「アラジン」のテーマ曲)など数曲を歌ってくれました。
授業内容紹介のコーナーでは高村光太郎「道程」を生徒たち数人が声を揃えて暗誦してくれました。
「サイエンスチャンネル」の紹介ではスライドをフル活用させて,理科実験の際に生徒が作成した手書きの資料(実験の方法・手順・考察など)を見せてくれました。
英語関係の発表も充実していて,授業で実際使っている教科書の一部(会話)を生徒同士でかけ合いしたり,七夕をテーマにしたスピーチ,そして舞台狭しと走り回る英語劇(コメディ系)で存分に楽しませてくれました。
クラブ紹介もしっかりやっていました。
各部活から2〜3名ずつ代表者が出てきてPRを行ったのですが,それぞれ実際のユニフォームを着用していたり,代表者がリレー形式で活動内容などを発表していて,かなり努力と工夫が感じられました。
吹奏楽部は大きくて重たそうなそれぞれの楽器を持って来て,実際に演奏してくれました。
…とにかく,生徒による発表がふんだんに盛り込まれていたので衝撃を受けたのと同時に,好感が持てました。
これは本当に相模原中等ならでは,と言えるのではないでしょうか。
個人的には,教頭先生の「勉強したいんだという生徒を求めています」というメッセージが印象に残りました。
当然と言えば当然ですが,考えてみれば,勉強に向かう実直な熱意とエネルギーがあるからこそ6年間を楽しめるのだろうし,あのような充実した発表もできるのでしょう。
何事も前向きに,頑張るしかないですね!